2025/11/11 10:39

山椒(さんしょう)には「青山椒」と「赤山椒」の2種類があります。
同じ木から実りますが、収穫の時期で香りも味も大きく変わります。
青山椒は初夏に採れる“若い実”で、爽やかな香りと鋭い刺激が特徴。
赤山椒は秋に熟した“完熟の実”で、まろやかな香りが広がります。
青山椒の特徴

・収穫時期:初夏(5~7月)
・香り:フレッシュで爽やか
・辛み:強く刺激的
・向いている料理:魚料理・炊き込みご飯・味噌系
赤山椒の特徴

・収穫時期:秋(9~11月)
・香り:甘く芳醇、やわらかい刺激
・辛み:穏やかで奥行きあり
・向いている料理:肉料理・スープ・スイーツ
違いのまとめ
・青山椒=初夏の爽やかな香りと鋭い辛み
・赤山椒=秋の芳醇な香りとやわらかな辛み
どちらも日本の四季を感じるスパイスです。
料理や季節に合わせて使い分けると、香りや味の個性が生かされます。
奈良・山添村の完熟赤山椒

山添村は寒暖差が大きく、山の風が香りを濃くしてくれる土地です。
毎年秋になると、赤く色づいた実を一粒ずつ手作業で摘み取り、乾燥・選別を経て、香り高い赤山椒としてお届けしています。
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