2025/03/15 09:36
MOUNTAIN HOUSEは、地域との連携を通じて、誰もが地域の一員としてつながれる社会を目指しています。多文化共生と持続可能なライフスタイルを広め、国籍問わず安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいます。
2024年度は、新たにMom & Dad Japanを立ち上げ、京都府地域交響プロジェクト交付金の助成を受け、「多文化共生・子育て支援情報発信プロジェクト」を実施しました。
1. ワークショップの目的と背景

近年、日本では国際結婚や外国人住民の増加により、多文化家庭が直面する課題が多様化しています。言語や文化、育児や教育方針、ビザや就労の問題など、生活の様々な場面で悩みを抱えることが少なくありません。
そこで、MOUNTAIN HOUSEでは、多文化家庭が抱える課題を共有し、解決策を考えるためのワークショップを開催しました。このワークショップでは、誰もが安心して子育てできる環境を整えることを目的とし、情報提供やネットワークづくりの場を提供しました。
2. ワークショップの概要

⚫︎ワークショップの詳細はこちら
ディスカッションの主なトピックとフィードバック


・子育てに関する必要な情報
⚪︎医療・健康:病院の選び方・分娩予約、妊娠中および出産後の健康管理
⚪︎行政手続き:出生後の手続き、赤ちゃんのビザ、利用できる子育て支援
⚪︎教育:保育園や言語教育の選択肢
⚪︎生活環境:家庭での環境づくり、公共のマナー
・どこで情報を探しましたか?
⚪︎オンライン
⚪︎地域の支援施設
⚪︎人的ネットワーク
・情報を得る際に困ったこと
⚪︎情報の分かりにくさ
⚪︎言語の壁
⚪︎制度・手続きの複雑さ
⚪︎文化・習慣の違い
詳細は、以下のリストで整理しています。支援協力者様向けに限定公開しておりますので、関心のある方はお問い合わせください。
3. ワークショップで見えてきた3つの課題と解決策

A. 子育て情報の分散と多言語対応の不足
多言語対応の情報が少なく様々な場所に分かれているため、必要な情報を見つけにくい状況です。
☑︎ 解決策:子育て情報を整理し、ひとつの場所で見られるようにする。
行政や地域の支援団体と協力しスムーズに情報を共有することが大切です。
B. 地域とのつながりが少なく、相談できる場所が足りない
多文化家庭同士や地域の人たちとの交流の機会が少なく、孤立しがちになっていることがわかりました。特に、医療や行政手続き、子育てに関して気軽に相談できる場所が必要です。
☑︎ 解決策:定期的な交流イベントの開催や、オンライン・対面での相談窓口の充実が求められます。
C. 子育ての悩みが変化し、必要な情報が手に入りにくい
子どもが成長すると、バイリンガル教育や学校選び、文化の違いへの適応など、新しい悩みが出てきます。しかし、必要な情報をすぐに見つけるのが難しいという声が多数ありました。
☑︎ 解決策:子どもの成長に合わせた情報(年齢別ガイドなど)を用意し、定期的に最新の情報にアップデートする仕組みが必要です。
4. 今後の展望

⚫︎今後の活動予定
- 子育て情報プラットフォームの整備
- 定期的なワークショップの開催
- 地域コミュニティとの連携強化
📹ワークショップの雰囲気を動画でチェック!
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Instagram: @mountainhouseproject

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参考資料・関連リンク
※支援協力者様向けに限定公開しておりますので、関心のある方はお問い合わせください。
▶︎ワークショップ当日の様子(Instagram)
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団体概要
名称:MOUNTAIN HOUSE
設立:2017年
代表:代表理事 ヴァンヘルク 悠記
活動内容:多文化家庭支援活動、山椒事業、メディアコンテンツ制作・ブランディング
公式Webサイト:https://shop.mountainhouseproject.com/
公式Instagram:@mountainhouseproject